占いに関して思うこと
最初に私が運命と占いの関係について思うことを、ここに記しておきます。 「占い師をしていてこんな事を言うのは何ですが、人には誰も、100パーセント決められた未来というものはありません。ただし明らかな傾向はあります。だからこそ占いによって、何もせずに放っておいたら、こうなってしまうだろうという予測はできます。 また、絶対変えられない要素も確かにあります。神とか、天とか、あるいは時代とかからやってくる大きな波のようなものです。でもそれは、すべての運命を決定づける要素の内の、どんなに多くても90パーセントくらいまでにしかなりません。残りの10パーセントは言うまでもなく、その人の心の持ち方と行動が決定することです。 占いはあくまでもアドバイスです。よって悪い結果を聞いた人がそのように不幸な結果を招かないようにと動くならば、占いの結果とはまた違った未来がその人に訪れることでしょう。しかしそれはとても良いことです。 当たる当たらないよりも、鑑定を受けた人の人生がより良くなることの方が何十倍も大切ですし、また、そのような方向に占いの結果を使っていただくことこそが占い師の本望です。 考え方に必ずしも同意していただく必要はありませんが、ただ、私が占いをする時とその結果を伝える時に、以上のような考えが裏にあるということだけは理解しておいてください。
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