☆★☆★☆//ホロスコープを見てみましょう(その1)//☆★☆★☆
<このページにおけるチャート図は占星術ソフト「STARGAZER」にて作成しました>
サンプルとして挙げるのは私自身の出生ホロスコープ(ネータル・チャート)です。
まず解釈の手順としてそれぞれの天体の配置を考えてみましょう。
まず4つのエレメントについて考えてみると「火」が0、「地」が6、「風」が1、「水」が2。極端ですよね。
アセンダントやM.C.にすら「火」が無いってことはちょっと問題ですね。あえていえばI.C.が獅子座でどうにか引っかかっていますが、なんかこじつけっぽいですね。
全体的に外向きのエネルギーに欠け、ここ一番に積極性を発揮できない傾向があります。(それを自覚して矯正することで克服はできるでしょうが・・・)
「地」の要素がかなり強いことも考慮しなければいけませんね。
実はアスペクトを見ると、「地」のグランド・トラインができていますからね。
現実性、確固としたものを志向する性格、アイデアをアイデアのみで終わらせないこと、物質に対する執着、感覚を使った快楽に関する興味、そして全体的な幸運を感じますね。
またアセンダントには木星、ディセンダントには海王星がコンジャンクトしています。アンギュラー・ハウスには星は少ないのですが、この2つがコンジャンクトしているということは、かなりアングルに影響力をもっているといえるのではないでしょうか。特に木星ですね。
能動・受動で分けるとなんと能動星座(男性星座)が1つで、残り9つが受動星座(女星座)。極端といえばこっちの方が極端でしょうか。
とにかくパッシブな人生ですね。リアクションの人生と言った方がいいかもしれません。
でも後々触れますが、第5ハウスと第10ハウスがかなり活性化している上に、太陽がカルミネートしているので対外的には引っ込んでばかりではありません。(ああ良かった)
逆に言うと、何とか世間に認められようというコンプレックスに近い衝動すら感じますね。
あとカーディナル・ミュータブル・フィクストの割合を見ると、3・4・2ですね。
まあこの辺はそれほど偏ってはいませんが、柔軟宮の影響がやや強いので、関心が次々に移っていくような落ち着きの無さを感じます。
でもフィクストも2つとはいえ、太陽と木星という強烈な星ですし、しかもアセンダントも牡牛座ですから、それほどフラフラしてもいないでしょう。
ファイナル・ディズポジターはこれといって特定できず(ディグニティについては計算していません)、ノーアスペクトの天体も無いので、このチャートを支配している天体は、やはりアンギュラー・ハウスにあってカルミネートしている(しかもM.C.とコンジャンクション)太陽ということになると思います。
第10ハウスの水瓶座。
これがキーになるのではないでしょうか。
社会的な地位の獲得と個人主義。理想と現実のバランスを取れればいいのですけどね。
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