☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 


★☆★☆書庫☆★☆★
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

☆★☆★☆//心理占星術の誘惑//☆★☆★☆

 ものの本によると、今、世界の占星術界では伝統的・古典的なアプローチで、かつ「当たる・当たらない」という部分に非常に特化した感のある流派がとても人気があるそうです。
 つまり
「ホラリー占星術」のことですけどね。

 これはそれ以前に一世を風靡した心理学的な占星術へのアプローチに対し、そのアンチテーゼとして出てきたものでもあるそうです。
 「何を学問面していい気になっているの?未来予知もできないで、何が占星術なんでしょう?」というところでしょうか。
 (もちろん、ホラリーがもともとの占星術の形で、アンチテーゼも何もないって話もありますが・・・)

 ところで私個人としてはどうかというと、一般で言う現代的な西洋占星術に加えて「ホラリー占星術」の研究も大いにしてみたい気はあるんですが(本当です!)、それでもやはり「心理占星術」の世界にはググッと惹かれてしまうんですよね。
 もともとユング好きっていうことも大きいですけどね。

 オカルトの世界において、ユングの名前を引っぱり出してきて自説の正当性を主張するっていうのは、一種の常套手段ではあります。
 この心理占星術もやはりユング抜きには考えられないので、どうもその意味では通俗的な感じもしますが、思想体系は面白いですよね。
 ここでは
「当たった・当たらない」は二の次です。
 心理占星術では運勢の吉凶などは見ません。見るのは心の問題。質問者の性格を診断しながら、今何が足りず、どの部分を補えばより良い人生が送れるのかっていうアドバイスが主な仕事になります。
 「当たった・当たらない」ではないので、逆に結果が見えにくい部分もあるみたいですけどね。

 きっと、占いの依頼者にとってはズバリと未来を言い当てるような占い師を望む傾向が大きいようなので、こういう心理占星術は拍子抜けかもしれませんが、でも占いに心理療法的な側面を期待している方には、適当かもしれませんね。

 とりあえず、ここ数ヶ月の私は、比喩的に言うと、「一般的な西洋占星術を昼間の学校で学びつつ心理占星術の集会に夜な夜な顔を出している」って感じになっています。

 どうも浮気っぽくて良くないなあっては思うんですけどね・・・でも、誘惑されるんだなあ。

BACK

COPY RIGHT (C) 2008 ORPHEUS ALL RIGHTS RESERVED