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☆★☆★☆//アストロロジー(西洋占星術)についての雑感//☆★☆★☆

 一般的によく目にする星占いは、生まれた時の太陽の位置だけを参考に、「『〜座』の生まれだからこういう性格で今日の運勢はこういう風・・・」というように見るものがほとんどですよね。
 つまり言い換えると、出生ホロスコープにおいて太陽が入っているサインだけを考えて運勢を見ているということになります。
 でもこれってもの凄く大ざっぱな占い方ですよね。

 本来、西洋占星術では、ホロスコープから運勢を読みとるのに、
「どういう惑星(だけではないですが・・・)がどのサインやハウスに入っているか」、「アセンダントやM.C.は何か」というようなことや、「それぞれの星々が形作る位置関係(いわゆるアスペクトのことですが・・)はどうなっているか」というようなことを考慮に入れて総合的に判断します。

 しかも、この惑星の位置関係というものは、秒単位で刻々と変わり、後にも先にも二度と同じものは現れません。
 生まれた場所によっても星の見える角度に違いが出てきますので、究極の話をすると、出生ホロスコープはその人だけのもの、たとえ双子でも微妙に違うということになります。
 ここに占星術の面白さがありますね。

 太陽が入っているサインだけで判断すると、人間は12通りにしか分類できませんが、上記のような様々な要素で判断すると、分類は無限だということになりますね。

 でも西洋占星術って、何だか文章にすると難しそうですね。

 実は・・・難しいのです。

 ホロスコープの解析がすらすらとやれるようになるには、それなりの経験と勉強が必要です。
 しかも正確なホロスコープを作成するという作業自体が結構面倒なものです。データとにらめっこをしながら、細かい作業をしていかなければなりませんしね。

 きっとこの辺が、「本格的な西洋占星術というものは、一般には敷居が高い」という印象を与えてしまうんでしょうね。

 実は私も長くそういうことにこだわりがあって、好きでいながら、本格的に西洋占星術を日常の占いに取り入れることに関して躊躇してきました。

 ところがある時期からホロスコープが簡単にパソコンで作成できるようになり、作図の苦労をせず、星々が語る運勢を読みとることに集中できるような環境を手に入れてから、ようやく私も本格的に西洋占星術を勉強しようという気持ちになり、今に至っています。
 (皮肉なもので、その後、本格的に手作業でホロスコープを作成することが多くなり、コンピュータに頼らなくても、以前より楽にホロスコープが作成できるようになりました。)

 占星術を学ぶことに関しては、専門的な知識を得ることは大変だけれど、反面、面白いというのが印象ですね。
 タロットほど解釈の自由度は高くありませんし、基本データを得る難しさもあります。
 でも元々私が占いの世界に興味を持ったきっかけは、星占いであったし、天文学も好きですし、何だか性に合っている気はします。

 それに、実際の占いの中でも、多くの方から好評を得ています。(おこがましくもありますが・・・)
 場合によっては、タロットよりも西洋占星術で見た結果の方をより重要視される方もおいでですね。

 ということで、短期的・運命的な要素をタロットで見て、長期的・宿命的な要素を西洋占星術で見るというスタイルはこれからもしばらくは、私の中のスタンダードとして続いていくことでしょう。
 いやいや、ひょっとして短期的・運命的なことに関しても、いずれ西洋占星術でみるようになるかもしれませんね。

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